体育系 健康体力学分野 運動生化学領域
ヒューマン・ハイ・パフォーマンス先端研究センター
スポーツイノベーション開発研究センター スポーツIT分野
健幸ライフスタイル開発研究センター
スポーツ神経生物学で紐解く運動・武道・eスポーツの神髄
筑波大学松井研(運動生化学・スポーツ神経生物学)では、運動、武道、eスポーツにおけるハイパフォーマンスの神髄を解明し、
誰もが夢と絆とともに、健康で幸せに活きることを支援する健幸スポーツライフの創成に取り組んでいます。
松井 崇
(まつい たかし)
筑波大学体育系 助教・博士(体育科学)
運動生化学、スポーツ脳科学、eスポーツ科学
https://researchmap.jp/takashimatsui
1984年 筑波大学附属病院生まれ。その後、京都→東京で幼少期を過ごす。
元日本代表候補の父の影響で5才から柔道を嗜む。五段。
神奈川県桐蔭学園高校でインターハイ準優勝(2002)、
筑波大学でマカオ国際大会優勝(2005)など。
2007年 筑波大学体育専門学群 卒業
2009年 関彰育英会奨学生
2010年 日本学術振興会特別研究員DC2
2012年 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 体育科学専攻修了 博士(体育科学)
2012〜2015年 日本学術振興会特別研究員SPD(新潟医療福祉大学)、
スペイン国立カハール研究所 神経生物学部門ポスドク、客員助教を経ながら「スポーツ神経生物学」を推進
2015年より現職
2017年〜 全日本柔道連盟 科学研究部 基礎研究部門長 「柔道生理学」を展開
2020年〜 筑波大学スポーツイノベーション開発研究センター(SIRC)スポーツIT分野長 「eスポーツ科学」を主導
2022年〜 筑波大学健幸ライフスタイル開発研究センター
副センター長
(長い)ひとこと:
哲学者ロラン・バルトは、「真の学際性は、1つのテーマを選びそのまわりに2、3の諸科学を集めるだけでは不十分で、どの学問領域にも属さない新しい対象を生み出すところにある」という。
私は二流柔道家としての競技生活を送った。競技につきものである疲労の正体を暴き、なんとか克服できないか。その思いひとつで学生時代から動物実験に取り組み、ポスドク時代に細胞実験を取り入れ、今はそこに進化生物学的視点も盛り込みながら、運動疲労要因としての脳グリコーゲンの役割とそれを踏まえた疲労予防策を究明する「スポーツ神経生物学」を進める。
現職では新たに「柔道生理学」を開始し、今は武道の教育的効果に生化学で迫る「自他共栄の科学」に挑戦中である。「バーチャルスポーツ」としてのeスポーツが柔道や武道の教育効果をどこまで再現するのかにも興味が尽きない。
神経科学の父であるラモニ・カハールは、脳細胞を顕微鏡で観察する傍ら、天体望遠鏡で宇宙の星々を見つめ、この世界と人間の構造と機能に思いを馳せたという。一見無関係なものになぜか惹かれる。そうしたところで学際性は生まれるのかもしれない。体育学には昔も今もこれからも、学際的な挑戦の場であり続けて欲しい。
(松井 崇:二流柔道家の“ありのまま”研究半生に学際性はあるか?:運動、武道、そしてeスポーツへ.第71回日本体育学会大会 本部企画シンポジウム『若手研究者に求められる体育・スポーツ・健康科学の社会的使命 -「学際性」のリアルとロマン-』、2021年9月.より引用一部改変)
教員
土橋祥平
筑波大学体育系 助教
健幸ライフスタイル開発研究センター
さきがけ研究者
https://researchmap.jp/shoheidobashi
専門分野:運動生理・生化学、応用健康科学
専門競技:陸上(長距離)、山岳競技(登山)
研究テーマ:
松井研の研究全般、知的生産性を高めるフローの可視化と強化戦略、若年期の運動不足が成年期以降の認知機能に及ぼすエピジェネティック機構の解明
ひとこと:
スポーツ健康科学領域の研究を分野横断的に何でも楽しむカメレオン系研究者として、松井研のメンバーと共に、ヒューマンハイパフォーマンスを実現する健幸ライフスタイルに資する研究を発信していきます!
スタッフ
ハイパフォーマンスと疲労の神経生物学
船橋大介
筑波大学体育系
研究員
専門分野:運動生理学
専門競技:陸上競技(三段跳)
研究テーマ:生体の身体活動量を決定する要因の探索
ひとこと:自分に負けないよう頑張ります!
学生メンバー
ハイパフォーマンスと疲労の神経生物学
高見澤 怜
筑波大学大学院
人間総合科学研究群 体育科学学位プログラム(D1)
専門分野:運動生化学
専門競技:競泳、極真空手
研究テーマ:運動が引き出す脳グリコーゲン超回復機構の解明
ひとこと:不撓不屈の精神で頑張ります!
鮫島和貴
筑波大学大学院
人間総合科学研究群 体育学学位プログラム(M2)
専門分野:スポーツ医学
専門競技:野球
研究テーマ:持久性運動時の中枢疲労における脳内乳酸受容体の役割
ひとこと:中枢疲労について一歩一歩解明していきたいです!
何事も楽しくやっていきます!
自他共栄の科学プロジェクト
松川柊太郎
筑波大学大学院
人間総合科学研究群 体育学学位プログラム(M1)
専門分野:運動生化学
専門競技:競泳、ボルダリング
研究テーマ:ボルダリングにおける絆形成の要因及び絆形成によるパフォーマンスの向上
ひとこと:ゲームはスマブラをよくやっていて大好きです。ボルダリングはレジャースポーツとして楽しんでおります、興味があればぜひ!
写真は2023年、競泳マスターズの試合でメダルを取った時の写真です。
eスポーツ科学プロジェクト
髙橋史穏
筑波大学大学院
人間総合科学研究群 体育科学学位プログラム(D2)
創発RA
専門分野:体育心理学
専門競技:競泳
研究テーマ:認知疲労と主観的疲労感との認知のズレ(仮)
山口峰史
筑波大学大学院
人間総合科学研究群 体育学学位プログラム(M2)
専門分野:体育心理学
専門競技:サッカー
研究テーマ:eスポーツと信頼関係
ひとこと:痩せます
笠原遼之佑
筑波大学 体育専門学群 研究生
専門分野:情報セキュリティ(体育系は勉強中です!)
専門競技:eスポーツ、一応バスケを小学生からやってます
研究テーマ:短時間のストレッチがeスポーツのパフォーマンスに与える影響
ひとこと:pcゲームが好きで格ゲー、fps、mobaなんでもやります。最近の推しはLoLで、最近ダイヤモンドに上がりました。
ALUMNI
スタッフ
2022年度退職
松岡弘樹
筑波大学
スポーツイノベーション開発研究センター
研究員
専門分野:体育測定評価学、スポーツデータサイエンス
専門競技:サッカー
研究テーマ:スポーツ技能の達成度評価
ひとこと:eスポーツの発展が楽しみですね!
在職期間:2021年4月〜2023年3月
進路:データサイエンティスト@民間企業
2023年度退職
川元彩人
筑波大学
スポーツイノベーション開発研究センター
技術補佐員
専門分野:e-スポーツ
専門競技:e-スポーツ、ラグビー
ひとこと:日本のe-スポーツを盛り上げていきましょう!!
在職期間:2021年4月〜2023年8月
学生メンバー
2022年度修了
峰 勇仁
筑波大学大学院
人間総合科学研究群 体育学学位プログラム 修了
専門分野:体育心理学
専門競技:ラグビー
研究テーマ:運動時・eスポーツ時の姿勢がプレーパフォーマンスに及ぼす影響
ひとこと:スポーツはやっぱりe(良い)ですね!
進路:株式会社オカムラ
安田 駿
筑波大学大学院
人間総合科学研究群 体育学学位プログラム 修了
修士論文コンクール優秀賞
専門分野:陸上競技コーチング論/運動生化学
専門競技:陸上競技(100m)
研究テーマ:陸上競技が育む非認知能力
ひとこと:チームワーク重視です
進路:サントリーホールディングス株式会社
2023年度
上野友睦
筑波大学大学院
人間総合科学研究群 体育学学位プログラム
専門分野:運動生化学
専門競技:アメリカンフットボール(コーチ)
研究テーマ:アメリカンフットボールが生み出す共感性、規律を生み出すコーチング
ひとこと:初心忘れず、ゼロから精一杯取り組みます。
進路:筑波大学体育・スポーツ局 スポーツアドミニストレーター
吉武誠司
筑波大学大学院
人間総合科学研究群 体育科学学位プログラム 修了
博士(体育科学)
専門分野:体育心理学
専門競技:陸上競技(十種競技)
研究テーマ:eスポーツの上達のための目標設定方法(仮)
進路:目白大学 教員
髙木祐多
筑波大学大学院
人間総合科学研究群 体育学学位プログラム 修了
専門分野:体育心理学
専門競技:ボート競技、ラグビー
研究テーマ:高強度インターバルトレーニング/リカバリー/注意集中
ひとこと:eスポーツの神髄を学んでいきたいです!
進路:トヨタ自動車株式会社